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絵日記あるいはネタ帖
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学校の図書館にLDが入ってたので観てみたよ。
舞台となる三つの国が音楽でキャラ分けされてます。
以下の絵はほぼ記憶スケッチ。


コルキス王国 古代の呪術世界
BGM:チベット密教な感じ

・面白い衣装で粛々と儀礼を進行する人々
・毛をむしったタルバガンみたいなのが木とかに吊るしてある

・メイン儀式:生贄の青年を屠ります
 その血と肉片を各家庭に分け与えます
 善男善女がこぞって生き血を求め、
 農作物に塗りつけることで五穀豊穣を祈ります

・民が仮面をつけて王族を苛む後夜祭
・神殿にお参りするのに一々王女が絶叫しながら火渡り
・隊長!またもや王子の肉片です!

…など、何かというとおどろおどろしいことが起こります。
でもみんな淡々とした顔です。
人が死ぬときの、興奮したような歓声+拍手のSEが恐い。

それにしても、ろくに会話を交わしてないにもかかわらず
女が一目ぼれした男の目的を知ってるわ、
弟が無条件で姉の味方についてるわで不可思議です。
あらすじ知ってなかったら多分わけが分からないぞ。
このへん古典って感じです。




イオルコス さびれた海辺の国
BGM:長唄とか近世邦楽

なぜかギリシャ人が邦楽。

これ目当てでこの映画を観たようなもんですから。

影の薄い主人公、イアソンの出身国では、
兵隊も女たちもみんな長唄や地唄を唄うのが普通のようです。
コリントスでも子供たちが歌ってたね。↑こんなふうに。
フォークソングみたいな感覚なのかしら。

・携帯サイズのリラが琴+三味線のユニゾンを奏でる(一台で)
・唄と口パクがあってない
・子どもが弾き語ってるのに声が爺さんだ
…など、
よくみると変なところもあるけれど
基本的にしっとりした場面や世俗的な状況で
うまく使われているのでそれほど違和感はないです。
唄にあわせて主人公が口笛吹いてたのにはちょっと感動。





コリントス 清らかで文明的な城 
BGM:ペルシャな感じ

休憩はさんで第二部は十年後。
例によっていつの間にか状況が進んでます。
コリントス王とその娘に夫をとられそうなメディア。

・王の娘が彫り浅くて可愛い
・王宮の広場で子どもらが座ってスイカ食べてる
・城内の広場やメディアの家は清潔なのに、
 なぜか王の間・王女の部屋だけ暗くて狭くて鬱々
・メディアから夫を奪うことを気に病む王女、
 娘を想うがゆえにメディア母子を追放しようとする王
・呪力ビンビンだった故国コルキスを懐かしむメディア
 王の娘を呪殺するイメージを膨らませるが…

と、なんだか情も纏綿たる人間ドラマになってます。
子殺ししてても血も流れないし、おどろおどろしくない。
コルキス王国のトラウマが抜けない自分なんかは
メディアが子殺し後、火を起こし始めたのを観て
「まさか食わせるのか!?夫に?!」
なんて思ってしまいましたが、そんなことも起こりません。
ただ、最後ぶつ切りで終わるのにはちょっとびっくりしたー
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